こんにちは。
あおば台デンタルクリニック、院長の青木です。

10月8日は「イ（1）レ（0）バ（8）」と読めることから、1992年に全国保険医団体連合会が「入れ歯の日」として制定しました。この日は、入れ歯の大切さや正しいケアについて見直す良い機会です。

今回は、入れ歯の正しいケア方法や入れ歯を快適に使い続けるためのポイントをお伝えします。

入れ歯の適切なお手入れ

入れ歯は、咀しゃく機能を補い、食べ物を噛んで飲み込む力をサポートします。
部分入れ歯や総入れ歯には食べかすや歯垢がつきやすいため、毎日の丁寧なケアが欠かせません。

入れ歯のお手入れをする際は、落としただけでひびが入ったり欠けたりする恐れがあるため、しっかりと持ち、水を張った洗面器を用意して行うと安全です。
また、流水や入れ歯専用の洗浄剤を使用し、特に粘着性の高い「デンチャープラーク」（入れ歯に付着する歯垢）を落とすためには、入れ歯専用のブラシを使用しましょう。磨き終わった後は、ヌルヌルしている部分が残っていないか確認することが重要です。

就寝前には入れ歯を入れ歯洗浄剤に浸けることで、歯ブラシだけでは除去しきれない汚れや細菌を落とすことができます。このような日々のケアを欠かさず行うことで、入れ歯を清潔で快適に保つことができます。

入れ歯を外すタイミング

入れ歯は、食事や会話の時だけでなく、日常生活において常に装着しておくことが推奨されます。適切な入れ歯は食べ物を噛んだり、話したりすること以外にも、体のバランスを安定させ、ふらつきや転倒の防止に役立つことが分かっています。

ただし、就寝中は唾液の分泌が少なくなり、口腔内が乾燥しやすくなります。この状態で入れ歯を装着したままでいると、細菌が繁殖しやすく、歯周病や口内炎のリスクが高まる可能性があるため、夜寝る前には入れ歯を外すことが基本です。

入れ歯に関する不具合と対処方法

入れ歯の使用で、以下のような症状や不具合が出た場合には、自分で調整せずに、必ず歯科医院で診察を受けるようにしましょう。入れ歯は一度作ればそれで終わりではなく、定期的なメンテナンスが非常に重要です。

• 入れ歯が当たって痛い
• 入れ歯が外れにくい
• 入れ歯が外れやすい
• 入れ歯が安定しない
• 入れ歯が壊れた
• 咬み合わせが合わなくなった

入れ歯の疑問や不安は相談を

入れ歯に関するケアや使用方法について、疑問や悩みを抱えている方も多くいらっしゃいます。入れ歯の咬み合わせがうまくいかない、あるいは食事中に不快感があるなど、さまざまな問題が生じることもあります。
これらの問題を無視せず、早めに歯科医院へ相談することが重要です。

部分入れ歯から総入れ歯まで、入れ歯に関する疑問やお悩みがある場合は、当院にお気軽にご相談ください。大切な入れ歯をしっかりと守り、健康で充実した生活を送りましょう。