空の旅を快適に!飛行機と歯痛の意外な関係

こんにちは。
あおば台デンタルクリニック、院長の青木です。
12月19日は「日本人初飛行の日」です。1910年(明治43年)のこの日、ライト兄弟による人類初の飛行から7年と2日後に、徳川好敏(よしとし)工兵大尉による日本初の飛行が成功しました。
飛行機は現代社会において、欠かせない移動手段の一つです。しかし、飛行機に乗って歯が痛くなった経験がある方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、年末年始の旅行や帰省などで飛行機を利用する機会が増えるこの時期に、知っておきたい歯痛が起こる原因と対策について解説します。
飛行機で歯が痛む原因
飛行機が離着陸する際、機内の気圧は急激に変化し、私たちの体にさまざまな影響を与えます。
多くの方は耳の違和感を経験しますが、歯の内部にある神経に圧力がかかり、ズキズキとした痛みが生じることもあります。この症状は「航空性歯痛」と呼ばれています。
航空性歯痛は、健康な歯や適切に処置された歯ではほとんど起こりませんが、むし歯や治療中の歯では起こりやすいといわれています。
航空性歯痛が起きた時の対処法
もし飛行機の中で歯が痛くなってしまった場合は、応急処置として鎮痛剤を服用したり、患部を冷やしたりすることで、一時的に痛みを和らげることができます。ただし、これらは一時的な対策にすぎないため、到着後はできるだけ早く歯科医院を受診されることをおすすめします。
事前に歯科医院に相談を
旅行や出張などで飛行機に乗る予定がある方は、事前に歯科医院で検診を受けておくと安心です。むし歯などの口腔トラブルが見つかった場合は、必要に応じて治療が行われます。また、治療中の歯がある場合には、一時的な処置や鎮痛剤の処方など、適切な対応を受けられます。
なお、航空性歯痛は気圧の変化によって起こるため、登山やダイビングでも同様の症状が現れることがあります。こうしたアクティビティを予定している方も、事前に歯科検診を受けておくことをおすすめします。
まとめ
飛行機に乗る前に歯科検診を受けておくことは、空の旅を楽しむためにとても大切な準備です。
当院では航空性歯痛を予防するための歯科検診はもちろん、むし歯や歯周病の予防ケア、歯のクリーニングなども行なっています。どうぞお気軽に当院までご相談ください。

