子どもが病気のときの仕上げ磨きはどうする?

こんにちは。
あおば台デンタルクリニック 院長の青木です。
小さなお子さんに熱が出ているときや体調が悪いとき、「仕上げ磨きをしなきゃ」と思いつつも、泣き叫ぶお子さんを前に葛藤されるご家庭は多いでしょう。「病気のときくらいは無理しなくても…でも、むし歯が心配…」そんな親御さんの不安にお応えし、今回は病気のときの歯みがき対応についてお話しします。
体調が悪いときも仕上げ磨きをしなくてはダメ?
仕上げ磨きは大切ですが、体調が悪いときに無理に行う必要はありません。特に嘔吐がある場合は、歯ブラシをお口に入れると吐き気を催すことがあります。
お子さんの様子を見ながら、簡易口腔ケア方法をお試しください。
体調が悪いときの簡易口腔ケア方法
- 清潔なガーゼに水を含ませ、歯の表面を優しく拭く
- 歯ブラシで前歯だけでも軽く磨く
- 水やぬるま湯で軽く口をすすぐ
- イオン飲料を飲んだ後は、水や麦茶を一口飲む
発熱時などに飲むことが多いスポーツドリンクやイオン飲料は糖分が多く含まれています。飲んだ後に、水や麦茶を一口飲ませるだけでも、お口の中に残っている糖分や酸を減らす効果があります。
これらは通常の仕上げ磨きの代わりにはなりませんが、一時的な対応としては十分効果があります。
健康回復が最優先
体調が悪いときは、回復を最優先しましょう。日頃から規則正しく歯みがきができているお子さんであれば、体調が悪いときの中断は大きな問題になりません。元気になったら、通常の歯みがき習慣に戻しましょう。
お子さんの歯を守るために
当院では、お子さんの年齢や歯の状態に合わせた効果的な仕上げ磨きの方法を親御さんにアドバイスしています。「正しいやり方がわからない」「子どもが嫌がって困っている」など、歯みがきのお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
お子さんと一緒に楽しく続けられる歯みがき習慣づくりをサポートします。