肩こりが原因?肩こりと歯の痛みの意外な関係

肩こり

こんにちは。
あおば台デンタルクリニック、院長の青木です。

「歯に異常がないのに痛む」「デスクワークの後に肩こりだけでなく歯も痛む」といった不快な症状でお悩みではありませんか?実は、肩のこりが歯の痛みに影響を及ぼすことがあります。
今回は、肩こりがどのように歯の痛みを引き起こすのか、そのメカニズムと対策を解説します。

肩こりが歯の痛みを引き起こすメカニズム

肩こりが原因で歯が痛くなることがあるのは、肩と歯が「筋膜」という組織によってつながっているためです。筋膜は、全身を覆い、筋肉や内臓を支える役割を持つ組織です。
肩こりで肩の筋肉が緊張すると、その緊張が筋膜を通じて顎の筋肉にも伝わり、顎関節に負担がかかります。その結果、歯に痛みを感じることがあります。
また、むし歯や歯周病による痛みが神経を通じて肩に伝わり、それが肩こりの原因になる場合もあります。このように、歯と肩は互いに影響し合う関係にあります。

姿勢と咬み合わせの関係

肩こりに悩んでいる多くの方は、姿勢が悪い場合がよくあります。姿勢が悪いまま頭を支え続けると、首や肩に負担がかかります。それにより、咬み合わせにも悪影響が出ることがあります。
咬み合わせが悪化すると特定の歯に過剰な力がかかり、歯の痛みや顎関節症の原因となることがあります。

肩こりからくる歯の痛みを防ぐ3つのアプローチ

肩こりが原因の歯の痛みを防ぐためには、以下の3つの観点から対策を行うことが大切です。

1. 身体のケア

  • ストレッチ
    デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続ける場合は、1時間ごとに簡単なストレッチを行いましょう。首や肩のストレッチを行うことで血流が改善され、筋肉の緊張がほぐれます。
    これにより、肩こりの緩和だけでなく、顎の緊張も和らげる効果が期待できます。
  • 適度な運動
    ウォーキングなどの適度な運動は血行を促進し、肩こりやそれに伴う歯の痛みを和らげる効果があります。

2. 生活習慣の改善

  • 正しい姿勢の維持
    日常生活の中で、正しい姿勢を意識するように心掛けましょう。特に、デスクワークやスマートフォンの使用時には注意が必要です。
  • ストレス解消
    ストレスは筋肉を緊張させ、肩こりやくいしばり・歯ぎしりを引き起こすこともあります。
    ストレス解消には、運動・リラクゼーション・趣味などの行動を組み合わせて行うことが効果的です。また、生活リズムを整え、十分な睡眠をとることも重要です。
  • くいしばり・歯ぎしり対策
    くいしばりや歯ぎしりの癖は、顎や歯に大きな負担となり、痛みの原因になります。日中は、上下の歯が軽く離れている状態を意識して保つようにしましょう。

3. 歯科医院での治療

  • 咬み合わせの調整
    咬み合わせの悪さが歯の痛みの原因となっている場合には、歯科医院で咬み合わせの調整を受けることで、症状が改善することがあります。
  • ナイトガード(マウスピース)
    セルフケアでも歯ぎしりが改善しない場合は、歯科医院で作製するナイトガード(マウスピース)の使用を検討しましょう。ナイトガードは、睡眠中の歯ぎしりによって歯や顎にかかる負担をやわらげ、歯を保護する役割があります。

慢性的な歯の痛み・肩こりは歯科検診で相談を

肩こりや頭痛を伴う慢性的な歯の痛みを改善するためには、まず日々の生活習慣を見直し、ご自身でできるケアを始めることが大切です。正しい姿勢を心掛け、ストレスを溜め込まず、適度な運動を取り入れましょう。
それでも、自分でのケアで症状が改善しない場合は、歯科医院での診察や治療が必要です。
慢性的な肩こりとともに歯の痛みを感じている方は、当院までご相談ください。咬み合わせや顎関節の状態を詳しく調べ、あなたの快適な毎日をサポートします。

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